こんにちは。桜リビング株式会社です。
今回は、不動産売却の初期段階で多くの方が直面する「1社目で媒介を決めるべきか?」というテーマについてお話しします。
結論から申し上げると、1社目の提案だけで即決するのはおすすめしません。
なぜなら、「不動産会社によって売却方針や査定の根拠、販売力は大きく異なる」からです。
焦って媒介契約を結んでしまうと、あとから後悔する可能性もあります。
今回は、比較検討の重要性と、その理由について詳しくご説明いたします。
なぜ「1社目」で決めてしまう人が多いのか?
実際の現場では、初めて話を聞いた不動産会社の営業トークに納得し、「この会社でいいかも」と感じて媒介契約を結んでしまう方が少なくありません。
特にこんな言葉には注意が必要です。
「今日決めてくれれば、すぐに買いたい人がいる」
「今決めないと、査定額は下がるかもしれません」
「弊社はこのエリアに強く、他社では無理です」
こうしたトークは“即決”を促すためのもの。
しかし、不動産売却は数百万円〜数千万円の資産が動く大きな決断です。冷静に、複数社の意見を聞いた上で判断するべきです。
比較することで見えてくる3つのポイント
不動産会社の比較をすることで、以下のような重要な違いが見えてきます。
① 査定額の「根拠」が異なる
例えば、ある会社は近隣の成約事例に基づき現実的な価格を提示しますが、別の会社は媒介を取るためにあえて高い金額を提示することも。
査定額が高いから=良い会社とは限りません。その価格で売れるのか、戦略があるのかを確認することが大切です。
② 売却戦略や販売方法に差がある
ポータルサイトの掲載方法
写真やキャッチコピーの工夫
リフォーム提案の有無
買取りコンペの実施 など
会社によって「売り方」の提案内容が全く違います。あなたの物件に合った提案をしてくれる会社かどうかを見極めましょう。
③ 担当者の対応力・相性
「質問への答えが曖昧」「話しにくい」「売却後のサポートが不安」など、担当者との相性や信頼感も非常に重要です。
1社だけでは比較できませんが、複数社と会って初めて「ここなら任せられる」と感じられる会社に出会えることも多いのです。
比較をしても決めきれないときは…
比較しても決めかねる場合は、「セカンドオピニオン」のように、もう1社だけでも話を聞いてみることをおすすめします。
また、当社では「査定提案書はその場で渡さず、後日改めて丁寧にご提案」することを基本としています。
その場の雰囲気で即決せず、じっくりご検討いただく時間を持っていただきたいからです。
後悔しないために「比較」は必要です
「不動産は1点もの」「売却はそう何度も経験するものではない」からこそ、1社だけの意見で判断するのはリスクがあります。
少しだけ時間と手間をかけることで、後悔しない売却が実現できるかもしれません。
私たち桜リビングも、“比較されること”を前提にご提案しています。
安心してお話しいただけるよう、誠実に対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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