こんにちは。桜リビング株式会社です。
本日は「中古住宅を見学する際にチェックしておくべきポイント」についてご紹介します。
「写真では良さそうだったのに、実際に見たらイメージと違った…」
「住み始めてから“こうしておけばよかった”と後悔した…」
不動産購入は、人生でそう何度もない大きなお買い物。
特に中古住宅は、見学(内覧)時のチェックの仕方が満足度に直結します。
今回は、購入後に後悔しないために知っておきたい、見学時のチェックポイントを5つの視点から解説します。
これから住まい探しをされる方は、ぜひ参考にしてみてください。
① 建物の劣化や傾きの有無は?
まず、建物の「構造的な不具合」がないかを確認しましょう。
玄関先で外壁を見上げ、**ひび割れ(クラック)**がないか、基礎のひずみなどがないかを目視で確認します。
雨樋のズレや、外壁のチョーキング(白い粉がつく現象)も、経年劣化のサインです。
室内でも、床の浮き・きしみ音・建具の開閉のスムーズさなどを確認しましょう。
以前は「ビー玉を転がして傾きを調べる」などという方法も言われていましたが、現在も売主が居住中の物件が多いため、直接的なチェック行為は失礼にあたることもあります。
その場合は、建具の隙間やドアの開け閉めの感覚などから、違和感がないかを確認するのが現実的です。
② 日当たりと風通しは快適か?
日当たりと風通しは、暮らしの快適性に直結します。
見学に行く時間帯や天候によって印象は大きく異なるため、可能であれば以下のような視点で複数回見学されることをおすすめします。
午前と午後、それぞれでどこに光が入るか
風の抜け具合(特に夏場は重要です)
天気の違い(晴れ・曇り・雨の日それぞれ)
加えて、**「夜の雰囲気」や「平日・休日の周辺環境」**も重要です。
見学は土日の日中に集中しがちですが、
「平日の日中はどんな音が聞こえるのか」
「夜は街灯があるか」「人通りはどうか」
など、住んだあとの“暮らし”を想像する視点でチェックすることが大切です。
③ 水回り設備の劣化や使い勝手
水回り(キッチン・お風呂・洗面・トイレ)は、中古住宅においてリフォームの対象になることが多い箇所です。
次のようなポイントを確認しましょう:
給湯器の設置年数や動作状況
換気扇の稼働音
カビの跡やにおい
タイルの割れやコーキングの剥がれ
気になる箇所が多ければ、その後のリフォーム費用を含めた予算計画が必要になります。
桜リビングでは、リフォーム・リノベーションに関するご相談も承っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
④ 収納の量と配置
物件を見学する際、「部屋の広さ」ばかりに目が行きがちですが、意外と見落としがちなのが“収納”です。
クローゼットや押入れの数・位置
収納の奥行きと出し入れのしやすさ
玄関やキッチン周りの収納量
収納が十分でないと、「あとから家具でカバーする」必要があり、空間が狭くなってしまうケースも。
生活動線と合わせて確認すると、より実用的な判断ができます。
⑤ 周辺環境と生活音・におい
最後に、建物の外のチェックも忘れずに。
以下のような要素は、住み始めてから気づいて後悔するケースも多いため、事前確認が重要です。
隣地との距離感、視線の入り具合
近隣の建物との関係(高さ・日陰など)
周辺道路の交通量と騒音
コンビニやスーパー、病院などの距離
特定の時間帯のにおい(工場・飲食店など)
また、見学時には気づかない近隣住民の雰囲気や生活リズムも、夜間や平日に見学することで把握できる場合があります。
☀ まとめ
中古住宅の見学は、**単なる確認作業ではなく、住んだあとの生活を想像しながら行う“シミュレーションの場”**でもあります。
「見た目」や「価格」だけで判断するのではなく、
建物・環境・暮らしやすさを多角的にチェックすることが、満足度の高い購入につながります。
桜リビングでは、こうしたポイントを丁寧にご案内する内覧同行サービスを実施しております。
「どこを見ればいいか分からない」そんな方でもご安心ください。
経験豊富なスタッフが、わかりやすくサポートさせていただきます。
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