「家を買おうかな」と思ったとき、まず何から始めればよいのでしょうか?
多くの方が“物件探し”を思い浮かべますが、実際は住宅ローンの準備から始めることで、購入までの流れがスムーズになります。
今回は、住宅ローンの仕組みや金利の種類など、初心者の方にも分かりやすいようにご紹介します。
そもそも住宅ローンってどんな仕組み?
住宅ローンは、購入する住宅を担保にして金融機関から資金を借り入れる仕組みです。
借入期間は長期にわたり、35年ローンを選ばれる方が多くなっています。
ローンを返済していくということは、長期間にわたり月々の支出を背負うことでもあります。
そのため、「いくら借りられるか」ではなく、**「無理なく返せる金額はどれくらいか」**という視点で資金計画を立てることが重要です。
ローン審査の順番、勘違いしていませんか?
「物件を決めてからローン審査を受ける」と思っている方も少なくありませんが、
実際は**「ローン事前審査」→「購入申込」**の順番で進めるのが一般的です。
近年では、事前審査を受けていないと購入申込自体を受け付けてもらえないケースも増えてきました。
とくに人気物件では「すぐに購入できる体制が整っているか」が申込時の重要な判断基準になることもあります。
事前審査でわかること
●住宅ローンの事前審査を受けると、次のような情報が分かります。
●自分がどのくらいの金額を借りられるか
●毎月の返済額の目安
●どの金融機関が自分に合っているか
事前審査は物件が決まっていなくても申請可能で、多くの金融機関が無料で対応しています。
早い段階で受けておくことで、良い物件が出たときにスムーズに購入へ進めることができます。
金利タイプとその選び方
住宅ローンには、主に以下の3つの金利タイプがあります。
それぞれの特徴・メリット・デメリットを把握し、自分のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
1.固定金利型
特徴: 借入時の金利が完済までずっと変わらない
メリット:
・毎月の返済額が一定なので家計管理がしやすい
・将来的な金利上昇の影響を受けない
デメリット:
・他の金利タイプに比べて初期金利が高め
・途中で借換えする場合にコストがかかることがある
2.変動金利型
特徴: 金利が半年ごとに見直され、市場金利の動向に応じて変動する
メリット:
・初期金利が低く、返済額を抑えやすい
・低金利が続けば、支払総額を軽減できる可能性がある
デメリット:
・金利が上昇すると返済額が増えるリスクがある
・長期の資金計画が立てにくい
3.固定期間選択型
特徴: 一定期間(例:5年・10年など)は固定金利で、その後は変動金利になるタイプ
メリット:
・固定期間中は返済額が安定して安心感がある
・固定金利型よりも初期金利が低く設定されることが多い
デメリット:
・固定期間終了後に金利が上がると返済額が増える
・将来の金利変動を見越して計画を立てる必要がある
それぞれの金利タイプには一長一短があります。
「長期の安心感」か「初期の低負担」か、ご自身の将来設計や資金計画に応じて選ぶことが大切です。
桜リビングはローン相談もトータルサポート
住宅ローンは、金融機関ごとに条件や審査の厳しさが異なり、どこを選べばいいのか迷う方も多いものです。
桜リビングでは、複数の提携金融機関と連携し、
お客様のご年収・家族構成・働き方などに合わせたローン提案を無料でご提供しています。
「そもそも何から始めればよいかわからない」という方も、どうぞ安心してご相談ください。
まとめ
住宅ローンは、家を買ううえで非常に大切なパートです。
早い段階でローンの仕組みを理解し、事前審査を受けることで、スムーズに購入へと進むことができます。
●購入前に事前審査を受けておくと安心
●金利タイプの特徴を理解して、自分に合ったものを選ぶ
●資金計画に不安がある場合は、プロに相談するのが近道
桜リビングでは、住宅購入の最初の一歩からサポートいたします。お気軽にお声がけください。
次回予告:
「“築年数が古い家”って大丈夫?建物の寿命と価値のホントの話」
構造別の耐用年数や、築年数と価格の関係について詳しくご紹介します。