「中古住宅って意外といいかも」
そう思い始めた方に、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。
それは、“築年数がすべてではない”ということ。
「築20年だからダメそう」
「築浅=安心」という思い込みで、良い物件を見落としてしまうことも。
中古住宅を選ぶときに本当に見るべきポイントは、築年数だけではありません。
今回は、価格や見た目に惑わされずに、良質な物件を見極めるためのチェックポイントを3つご紹介します。
1. 「建物の構造や劣化状況」を確認する
中古住宅では、外観よりも構造や基礎の状態が重要です。
たとえば、
●床の傾きや沈みがないか
●外壁や基礎にヒビや亀裂がないか
●雨漏りやシロアリ被害の形跡がないか
●屋根やベランダの防水処理の状態はどうか
など、「ぱっと見」では分からない部分こそ慎重に確認したいところです。
特に築20年以上の物件では、専門家によるホームインスペクション(住宅診断)を検討すると安心です。
2. 「リフォーム履歴と可能性」を見る
リフォームの有無は、中古住宅の価値を左右する大きなポイントです。
●水まわり(キッチン・浴室・トイレ)が交換済か
●クロスや床が張り替えられているか
●外壁や屋根の塗装歴はあるか
こうしたメンテナンス履歴があると、購入後の修繕費用を抑えることができます。
また、現状に問題があったとしても、「どこまでリフォームできるか」を確認しておくと、後々のプランニングがしやすくなります。
桜リビングでは、購入を前提としたリフォームのご相談も承っております。
3. 「周辺環境と生活利便性」を現地でチェック
立地や周辺環境は、住宅の満足度を大きく左右します。
●通勤や通学の利便性
●スーパーや病院、ドラッグストアの距離
●ごみ出しや町内会など地域のルール
●昼と夜で雰囲気が変わらないか
Googleマップやネットの情報だけで判断せず、必ず現地を歩いて確認することをおすすめします。
また、可能であれば平日・休日、昼・夜など複数の時間帯に見てみると、より実際の暮らしをイメージしやすくなります。
「築年数=劣化」ではない時代へ
一昔前は「築20年を過ぎたら資産価値はゼロ」と言われていました。
しかし今では、しっかりと管理・手入れされた中古住宅は長く使える住まいとして再評価されています。
築年数はあくまでひとつの目安。
それよりも大切なのは、「状態」と「これからの暮らしに合っているかどうか」です。
まとめ|中古住宅を検討する際は“中身重視”で
価格や見た目だけで決めるのではなく、
・構造の状態
・リフォームの内容
・周辺の環境
といった暮らしの本質に関わるポイントを押さえて選ぶことで、後悔のない住まい選びにつながります。
桜リビングでは、物件の見学時にそうしたポイントも一緒に確認しながらご案内しております。
不安な点があれば、お気軽にご相談ください。
次回は、「中古住宅を選ぶとき、ここを見て!チェックリスト付き」をご紹介予定です。
より具体的に、内見時に見ておきたい項目を整理してお届けします。